行田ロータリークラブ

2008-2009年度 国際ロータリーテーマ

夢をかたちに
2008-09年度、私は世界中のロータリアンの
皆さんに地域社会の最も大切な資源である
「子供たち」に光を当てていただきたいのです

2008-09年度国際ロータリー会長
李東建

 親愛なるロータリアンの皆さん、

新しいロータリー年度の始まりは、クラブや地区の新しい役員、共に活動するための新しいテーマ、
私たちの奉仕プロジェクトに対する新たな決意と相俟って、いつも心が弾む時期です。
特に、私にとって今年度の始まりは、世界各地のロータリアンたちと出会ったり、皆さんが実施されている注目に値するさまざまなプロジェクトを直接目にすることができるという期待感でいっぱいです。

毎日多くの子どもが亡くなっていく現実
皆さんのクラブ、あるいは皆さん自身が、どのようにして「夢をかたちに」しようかと考えるとき、夢を見る機会すらない子どもたちが何百万といるということも考えてください。毎日、2万6,000人を超える5歳未満の子どもたちが、本来なら防ぐことができるはずの原因で亡くなっています。この数字自体が十分に恐ろしいものですが、それでも最初に私の関心を引きつけこの問題をロータリアンの重大関心事にしようと私が駆り立てられた当時の、1日3万人という状態からみると少なくなってきてはいるのです。
ユニセフの『世界子供白書2008』では「2006年、地球規模でみた子どもたちの年間死亡数は、最新の確定予想数値によると、統計を取り始めて以来はじめて1,000万人を切り、970万人に下がった」と報告されています。

ロータリーのプロジェクトが子どもを救う
子どもの生存率が向上したうちのいくらかは、保健、飢餓、水、それに識字率向上に関する問題など長年にわたり取り組んできたロータリーのプロジェクトが功を奏したのだろうと私は思っています。そこで私は自らに問いかけました。「もし、120万のロータリアンたちの奉仕の努力をもっと子どもたちの生存維持に向ければどうなるだろう」と。
私は、その答えのいくつかをすでに私たちはもっていると考えています。もし、ロータリアンたちが防虫加工された蚊帳を提供すれば、マラリアで死ぬ子どもは減るでしょう。もし、私たちが井戸を掘り、衛生問題と取り組めば、子どもたちはきれいな水を飲むことができ、もっと衛生的な環境を保つことができるでしょう。
そして、もし、ロータリークラブが効果的な栄養補給プロジェクトを実施すれば、私たちは1年間に栄養失調で亡くなるほぼ500万人の子どもたちの何人かは救うことができるのです。

子どもたちに夢をもつ機会を与える
ユニセフは2006年度の死亡者970万人の3分の2は、未然に防ぐことができたと推計しています。ロータリアンがワクチンや経口補水療法を施したり、母親と新生児のために健康を管理したり、そのほか比較的単純な方法で、より多くの乳幼児たちが生き残れるだけでなく、健康で生産的な生活を続けられるものと確信しています。これらの子どもたちに、成長し自分自身の夢をもてる機会を与えることによって、「夢をかたちに」しようではありませんか。


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