会長挨拶 10-11 蔭山年度
2010-2011年度 行田ロータリークラブ会長挨拶
底の見えない未曾有の大不況の中、市井の人達の顔は心なしか下を向いているように感じられます。この様な中で、ロータリークラブに何ができるのでしょうか。地域社会を元気付け、そして活性化させることは、ロータリー活動の1つの原点でもありますが、他方において、地域社会が活性化されれば、ロータリーアン自身も活性化し、魅力あるロータリークラブへと変容して、クラブに新しい友人が増えて行くといった相乗効果も見逃すことはできません。 現在行田市民の注目の的は、小説「のぼうの城」の映画化であろうかと思われます。いよいよ本年8月から、映画化に向けた具体的な活動が始まるとのことでありますので、行田市の諸団体の協力の下に、全市民的な「書損じ葉書の回収、1円玉募金」活動を展開し、この映画の制作費用や宣伝費用の一部を捻出してゆきたいと考えております。いくら集められるかは不明ですが、行田市民がこの事業に参加する一人としての意識を持つことも重要なことであると考えております。 また行田市を代表する祭りである「時代祭り、火祭り」に、行田ロータリーのロゴ入りのゴミ箱を提供し、祭りから生じるゴミが郷土を汚すことの無いよう当クラブとしても協力する所存であります。 もう一つの「大陸をつなぐ」というテーマに沿うかどうかは判りませんが、当クラブ単体で台湾の城中ロータリークラブとの親交を深めるだけではなく、当クラブの姉妹クラブである白河ロータリークラブ、桑名北ロータリークラブも交えた4クラブの合同例会を何とか開催し、より姉妹クラブ間の絆を深めて行きたいと考えております。その他にも末尾に記載した各事業を展開してまいります。 ところで私は45代目の会長ですが、ここに至るまでの永きに亘って、惜しみない努力を傾けられてきた諸先輩が築き上げた成果に、限りない尊敬の念を抱きつつ、見直すべきところは、積極的に見直して行く所存です。 その1つとして、継続事業の見直しがあります。これまで継続されてきた事業は、いずれも素晴しい成果を上げておりますが、本年度においては、そのうちいくつかの事業を中断することとし、これらの事業についてはロータリーが中心となるのではなく、決議23−34の示唆する様に、これまでの奉仕事業に関与してきた機関や団体を育み、若しくは奉仕事業に関心を有してきた機関・団体に対して、ロータリーが協力・後援して行く形で奉仕活動を行いたいと考えており、「ワン・イヤー・ルール」の精神に則って、中断した継続事業に替わる新らたな事業を展開することで、違った局面における可能性が発見されることも期待しているところであります。 また会員全員が積極的にロータリーに関与して行くために、ロータリー月間を意識したプログラムや各会員の相互理解がより深まるようなプログラムを設け、会員相互やロータリー自体に対する親密度や知識を深めて行こうとも考えております。この様にして「ロータリー」に親しむことにより、更にも増した積極的な奉仕活動に取り組めることとなるのではないでしょうか。 1年間という限られた期間ですが、会長として誠心誠意職務を全うする所存でありますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 本年度の主たる事業 1 書損じ葉書回収・1円玉募金等による映画「のぼうの城」支援 2 行田時代祭り、埼玉火祭りに対するゴミ箱提供 3 城中ロータリー、白河ロータリー、桑名北ロータリーとの4クラブ合同例会開催 4 行田プロバス・クラブの立ち上げ 5 小中学校スクールバンドフェスティバル支援 6 行田ロータリー文庫の充実 7 さきたま古墳群の世界遺産登録支援 |
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