2012〜2013年度の国際ロータリー会長「田中作次」氏は、本年度のテーマとして「奉仕を通じて平和を」を提示されました。まさに「平和」がロータリーにとって究極の、そして実現可能な目標であると示されたのです。また国際ロータリー第2570地区ガバナー「鈴木秀憲」氏は、「重点課題は奉仕の追求」として五大奉仕別に奉仕の目的から追求まで、詳細に示していただきました。本年度、私は「基本に返ろう」を行田ロータリークラブのテーマに決めました。1905年ポールハリスが最初のロータリークラブを結成して100年あまり経ちました。ロータリーも親睦最優先の団体から、善意と平和を築く為に国際規模で組織され、自分を磨き、人を育て、ときには慈善行為、ボランティア活動を行う世界的な団体に発展しました。ロータリーの目的は、それぞれの会員の企業活動の根本に、奉仕の理想をおいてそれを磨きあげることです。しかし最近のロータリーを見ると、何故かその基本のところが少し曖昧になり、ロータリーを理解しない会員も僅かながら見うけられます。そのために今年度は、唯一会員が一同に集い、学び、親睦を深める例会の重要性を再認識し、少しでもロータリーのことを学べる機会にしたいと思います。会長報告や卓話にもロータリーの話題や情報を取り入れ、クラブ協議会やクラブフォーラムの場でロータリーを語り合おうと思います。例会場の設営にも工夫を凝らし、少しでもロータリーらしく重厚で落ち着いた会場作りを心がけ、座席にも変化をつけ、みんなで親睦が図れるように考えて行きたいと思います。事業に関しては、基本的に各委員長の方針に基づき、出来ることを実践して行きたいと考えています。積極的に話し合いましょう。特に「職業奉仕」については私の思い入れもあり、ロータリーの金看板としての職業奉仕を、掘り下げて学んで行きたいと思います。「四つのテスト」を例会で唱和するだけでなく、四つのテストの活用方法や活用結果を何らかの方法で求めてまいります。職業奉仕の事例の紹介なども行い、会員の職業奉仕熱を高めていきたいと思います。特別事業として、行田周辺地域の皆様を対象にした「地域間交流ウオーキング大会」を実施したいと思います。ウオーキングは、今や健康志向スポーツの代表格であることは周知の事実ですが、その他、地域の人々がともにふれあい、コミュニケーションを取れる、最も簡単で有効なスポーツのひとつであると思います。また、我がふるさと行田を思うとき、今年は「のぼうの城」の上映、「たんぼアート」のギネス挑戦といったニュース性の高いイベントもあり、千載一遇のチャンスの年でもあります。そしてさきたま古墳群世界遺産登録は、壮大な夢として我々の心に残ります。この機会に「地域間交流ウオーキング大会」を開催し、たくさんの人に行田を訪れていただき、思い出づくり、健康づくりはもちろんのこと、歴史のまち世界遺産候補のまち行田を、そしてロータリーを広く地域社会にアピールしたいと思います。地元の各種団体にも協力を求め、末永く地域の皆さまに愛される大会にできれば、この上ない光栄です。一年間、会長としてお世話になりますが、不安と期待でいっぱいです。皆様のご理解、ご協力を心よりお願いいたします。
本年度の主たる事業
1 職業奉仕の追求
2 地域間交流ウオーキング大会開催
3 白河ロータリークラブとの交流(交換卓話、ゴルフ)
4 台北城中ロータリークラブとの交流(姉妹クラブ調印式)
5 桑名北ロータリークラブとの交流(ゴルフ)
6 行田ロータリー文庫の充実
7 スクールバンドフェスティバル開催支援
8 行田・白河児童交流会開催
9 青少年交換プログラム
10 さきたま古墳群の世界遺産登録支援